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後ろ姿を想像する


大人のバレエレッスンを見ていると

たくさんの方が

 

「鏡に映る自分の姿を気にしている」

「周りの人の動き、自分への反応を

気にしている」

 

子供が無我夢中になって

自分のいでたちや周りの様子に

全く気づいていない、ということが

ありますが、これはいい意味で

 

「夢中になっているものに

意識がしっかり向いている=集中力」

 

だと言えます。

 

 

今夜、息子の寝かしつけに

読んであげた絵本。

 

目の見えない人、耳の聞こえない人など

自分とはちょっと違う人を

どう捉えるか?ということを

「宇宙人と自分」に例えて考える

なかなか素敵なおはなしです。

 

 

その中で登場した

「うしろがみえる三つ目の宇宙人」

を見て、ピーンときました。

 

元来、踊りは

「舞台vs正面の客」

ではなく、

 

広間の真ん中で踊る人を

観ている人が取り囲む。

 

路上の踊り娘が突然踊り始め、

周りを人が包む様に観る。

 

背中も含めて

「自分を360度全部、観られている」

といった感じだと思います。

 

残念ながら人は、生きているうちに

自分のうしろ姿を見ることができません。

 

鏡ごしに自分の姿を見るのは

「目が正面のものを見る」

という感覚なので、どんなに上手に

側面や、アラベスクの背中を

見ようとしても、それは本当の

「自分のうしろ姿」にはなりません。

 

じゃあ

「想像するしかありませんね」

 

自分のハダカのうしろ姿

想像してみましょう。

 

頭の中の描写が、正確でなくても

他人のものであっても構いません。

 

また

背中やお尻のどこかに

自分の指や手でチョイと触ってみたら

触られた部分がどんな感じがするか

想像してみましょう。

 

そんなことをしている間に

今、目で見ているものを

忘れてしまっている。

 

周りの音や、周りの人の話が

聞こえなくなってくる。

 

これが

「無心になって、自分の感覚や

動きを感じる」ということ。

 

普段、あまりじっくり見ることのない

足の裏とか

手のひらの手相のシワとか

 

直接見ないで

「見たらどんなものだろう?」

と想像する練習がオススメですよ。