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カラダストレッチ通信Vol.3


先月末より、新宿スタジオにて新たにカラダストレッチのクラスを設けました。

今の時代と言いますか。年齢を重ねていく中で、自分の体の状態に自信を持って、自分の体はちゃんとできてると言い切れる人が、なかなかいないのではないかと感じます。

 

バレエのレッスンも、ピラティスなどのフィットネスのクラスも、ある程度決まった動きを繰り返す反復運動。プリエはしゃがむ。タンジュは足を出す。ルルヴェはかかとを上げてつま先で立つ。など、単発の動きを見れば一つのアクションを行っておしまいであっても、それを何度も何度も繰り返すと「しゃがんでは立つ。足を出しては戻す。つま先で立っては降りる。」という「始まりと終わり」の動作を意識できると思います。

 

例えば筆を持って「一」の字、横一本の線を書くとします。

一回だけ書くとすると、横一本の線を引くことに最大の集中力を向けて、書き終わった途端に腕を引いて、体の緊張を解いてしまうと思います。

では同じ紙の上に、縦にふたつ並べて「一」を書くとするとどうでしょう?

二つと言わず、何度も何度も続けて書いていくとどうでしょう?

次の書き始めの位置へと「筆を運ぶ」という作業を感じるはず。

では「一」の書き終わりで筆を浮かさずに、たった今書いた横線をきれいになぞるように戻るとどうでしょう?それも「シャッシャッ」と適当にではなく、一定のスピードを「ジーージーー」と止めずに繰り返すとどうでしょう?

 

例えば「きれいにマルを書いてください」と言われて、すぐにできますか?

なんとなく「きれいなマル」ではなく、正確な「円」を一発で描くビジョンを持っていないとできません。「一度描いた円を、何度もグルグルなぞり続ける」という作業を繰り返すうちに、円を描くビジョンは見えてくるはずです。

 

要するに「丁寧に。動き始めから動きの終了までを一定のスピードで完成させる」ということです。それをバレエ用語ひと言で表すと「アダージオ」ってことですね。

 

ちなみにこういった「動きの丁寧さ」は、バレエのお稽古の時のみならず、私生活で存分に練習できますよ。開いたドアをバタン!とかピシャ!とか閉めない。持ち上げたものをゴト!とかボト!と適当に置かない、とか。

 

吸った息を丁寧に吐いてみる、とかも素敵な「意識の練習」になりますよね〜。

 

最近の僕は「やる気を出してきた人を逃さない〜」という楽しみを感じています。フフフ...