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「手は尊い生き物である」ゆびトレ


僕は舞台上でのアーティスト。

全身を使って表現するダンサーだから

自分の手の存在をよく知っている。

 

若い頃は踊っている自分の

手の汚さが大嫌いだった。

神経が通っていないんじゃないかと思った。

 

ちょっと踊れるようになってきて(プロとして)

気づいてきたのは、ちゃんと力を入れれば

手は「形づける」ことができることを知った。

 

でもそれは時に「望んでいない形」に

歪んでいるシーンもあった。

変な力が入ってしまっているからだ。

 

本当に最近になって、ようやく

「手は自分の意思で喋ったり表現したりする」

ことを知った。

 

生まれてきた時からずっと一緒だったのに

 

なんか体の一部として存在していた「自分の手」

 

「親指、人差し指、中指、薬指、小指」

 

家族構成バッチリな自分の手は

今はまるでベストフレンド

いやいや家族と呼べる存在。

 

手指をよく動かす運動をすると

「脳のトレーニング」になるというが

 

頭で考えて動かす手指と

心で感じて動かす手指は

すでに「別次元」で動いている。

 

使っている「脳の部分」も

「脳の使い方自体」も

全然違う。

 

手の状態を見れば

その人のことは大体分かる。

 

意思がはっきり聞こえてくる。

 

でも逆を言えば

自分の手のことを「全然分かってない人」も

はっきり見える。

 

そういう人はやっぱり

「自分のこともあまりよく分かっていない」

のが表に出てくる。

 

手をよく知ることで

今まで知らなかった

気づかなかった自分のいいところが

 

いっぱい出てくる。

 

手のトレーニングはいつ初めても

全然遅くはないし

いいことしかないから

 

みんな一緒に「ゆびトレ」しましょうね♪

 

 

バレエダンサー/ピラティス

 

藤野暢央(ふじののぶお)