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五感を尊ぶ(表現者の感性)その1


チャコットのWebマガジンで連載中の

「バレエ・ピラティスによるカラダ講座」

では主に「カラダの使い方」を

紹介しておりますが、そこではなかなか

お話しすることのできない

 

「感性の磨き方」について

少しお話しをします。

 

日々当たり前の感覚として使っている

「見る、聞く、匂う、話す、触る」

などの五感

 

無心になって、必死に体を動かして

レッスンに励むのも分かりますが、

 

自分がどうやって「見てるかな〜」

「聞いてるかな〜」「感じてるかな〜」

って考えてみるのも大事ですよ。

 

 

そもそも五感って現代社会では

すでに分かっていることを

認識する程度の薄い感じ

使うことに慣れてしまっていませんか?

 

例えば

「いか」という文字を見れば

10本足のあの生き物が頭に浮かぶ。

 

「チーン」という金属音を聞けば

トライアングルだと分かる

 

カレーの匂いがする食べ物を

口に入れてみたら、やっぱり

カレーの味がする

 

これらは

「当たり前の情報を当たり前に受け取る」

「1+1は、何の迷いもなく=2である」

という「五感が受け身の状態」

 

しかし舞台人、表現者は

「五感を以って、情報を発する」

という次元にいたいところです。

 

例えば

「たこ」という文字を見れば

どちらの「たこ」が出てきますか?

またその背景はサンゴ礁の海ですか?

それとも風が吹く草原ですか?

 

「さっぱり分からない…」という

顔をしている人を見て

トライアングルの「チーン」が

聞こえてきますか?

また、その表情を違う楽器の音で

表現するとしたらどんな音ですか?

 

道を歩いていてカレーの匂いがしたら

どの家から漂ってくるか

気になりますか?

また「美味しい、美味しくない」以外の

言葉を使って、どんな具か?隠し味か?

表現できますか?

 

 

五感は

「じーっと構えて情報を得る」ものでなく

 

「情報を作り出して動く、捉える」

ものとなれば、

 

変わります。

向上します。

人生が更に楽しくなります。

 

では次回から具体的に

自分の目、耳、鼻、口が

楽しくなってくるような

お話をしたいと思います。